先月22日に開催された「ICCドバイ・ナイト」。
このイベントの企画は、私にとって新たな試みを実践する場となりました。
そこで、企画の背景にある自分自身のストーリーやICCスタッフとしての広報戦略を少しだけ、お話しさせていただきたいと思います。

ドバイ・ナイト企画案ができるまで

去年の8月、蝉の声が体感湿度を30%増しにする日本の夏を心の隅っこに置いて、私は一週間程ドバイを旅行してきました。元々中東に興味があった訳でもなく、テレビのリゾート紹介番組を見てドバイの虜になった両親に連れられたのが事の発端でした。
ドバイとは、勘違いしている人も少なくはないのですが、国の名前ではなく、都市の名称です。。アラブ首長国連邦(UAE)の第二首都です。
高校一年生の頃、マルタ島行きのフライトを利用する際にドバイ空港で乗り継ぎ前の5時間を過ごしたことは覚えていました。空港内の圧倒的な規模感や清潔感、デザイン性の高さ、新しさを目の当たりにして、今まで中東に対して抱いていた、いささか寂れたエスニックのようなイメージを払拭させられました。
ドバイには現在、幾つもの「世界最高」が存在します。世界一高い高層ビルから世界一面積の広い人工島、世界一の店舗数を包括する世界最大のショッピングモールの中にある世界最大の水中トンネルを誇る水族館・・・ドバイでは飽きても呆れても「世界最高」というタイトルから逃れられません。この他にも、UAE政府は現在世界最高峰の技術や情報量を集結させた医療センターの建設、商業の要となる貿易センターの設置、観光業のさらなる促進を展開しています。UAEは単なる幸運で石油を発掘して「金持ち」になった国ではなく、石油による収入とその他の資源を効果的に駆使し、安定的な経済基盤を築き上げることに成功した、非常に戦略的な政治計画を持つ国家です。
私は現地を訪れて、食文化や建築のデザイン、興味深い社会的背景、イスラム教の寛容な精神に惹かれたのみでなく、このような国家としてのストラテジーそのものに感心するに至りました。そこで、ドバイから持ち帰った知見と、刺激的な体験をより多くの日本人学生および早大生に発信したいと考え、ドバイ・ナイトを企画しました。

ドバイ・ナイトに込めた私の「広報戦略」

私はICCの学生スタッフとして、以前からある「課題」に直面していました。ICCのイベントが十分に多くの学生、特に日本人学生に届いていないことです。早稲田大学には総計5万人以上の学生が在籍していて、私には、今よりもっと多くの人にICCを知ってもらう余地があると確信していました。そこで、どのようなイベントを企画し、どのように広報を働きかければより多くの学生に魅力を感じてもらえるのか考えました。その結果、まずイベントタイトルやポスターを幅広い年齢層に訴えかけられるようなスタイリッシュなスタイルに統一することに決めました。ドバイの未知なる現代都市感を醸し出すには最適でしたし、そこで人々から「エスニック文化の紹介なんだろうな」という視線を注がれる可能性を減少させました。勿論、民族文化の紹介に焦点を当てたイベントもあって良いと思うのですが、今回は観光・経済的な側面にイメージを絞ることによって来場者のターゲット層拡大を試みました。当日はドバイ政府観光局はじめ、UAE出身留学生、エミレーツ航空や株式会社エイチ・アイ・エスなどの企業や機関と協働でエンターテイメント性を高めつつ、ドバイの伝統文化から経済・商業面、食文化を体験してもらえるようなプログラムを進行させました。参加者数は300人を越え、ICCのカントリーフェスティバルの中では見たことがないほどの混雑ぶりで、お土産をもらえなかった人が想定以上だったことを含め残念な面もありましたが、それでも最後まで多くの人で会場が賑わっていて、企画者としてその光景を見るのは嬉しい限りでした。

今回のイベントにご協力・ご協賛いただいた団体の皆様には心より感謝しています。そして来場してくださった皆様にも、何か良い思い出を提供することが出来たのなら、企画した甲斐があると思っています。

今後もICCをよろしくお願いします!

 

R. T. (Student Staff Leader)

 

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