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ICC映画上映会「東北ライブハウス大作戦ドキュメンタリー ムービー(英語字幕版)」を終えて

「東北ライブハウス大作戦」という、東日本大震災の被災地を応援する活動のドキュメンタリームービーを初めて観たのは、2013年7月17日渋谷CLUB QUATTROでの上映会でした。

 

当時はすでに、東北ライブハウス大作戦ツアーと題して、アーティストの公演とともに多くの人々が被災地を訪れていました。しかしながら、あの日の津波の光景があまりにも衝撃的であり、自分も何か力になりたいと思いつつも、被災地に足を運ぶことができずにいました。けれど映画を観て興味を持つことだけでも、少しは役に立てるかなという気持ちで会場へ向かったのを覚えています。この映画は津波で何もかも流されたところに、人が集まれるライブハウスを作るというドキュメンタリー映画です。上映に先立ち、オープニング・アクトとして登場してくれたのが、プロジェクトの賛同アーティストでもあるロックバンドのDOESでした。 『今を生きる』という楽曲の「僕らの存在が嘘にならないように、消えてしまわないように、今を生きる」というメッセージと、映画の中の宮古、大船渡、石巻の人々の姿がシンクロして、できることがあれば力になりたいと、改めて思うきっかけとなりました。

 

 

そんな折、私が所属する早稲田大学国際コミュニティセンター(ICC)で、外国人留学生に日本の地方を知ってもらおうという企画を担当することになりました。どの地域を紹介するかというところで、まず頭に浮かんだのが津波被害の大きかった東北の三陸沿岸地域でした。ICCイベントでこの地域を取り上げることにより関心を持ってもらい、いつか現地を訪れ、国際交流や異文化交流が生まれれば、それは嬉しいことだと考えました。

 

 

しかし、ムービーを上映するにあたり、「言語」の問題が出てきました。本学には世界各国からの学生が多く集まっています。内容をより理解してもらうには日本語と英語での対応が不可欠でした。字幕、音声の日本語に加え、90分におよぶ映画に、英語字幕を付けて上映するという企画がスタートし、発案から約1年半を経て実施に至りました。そして、この翻訳を担当してくれたのが、早稲田大学公認サークル ザ・ワセダ・ガーディアンです。早大生の凄いところは、大変だと思われることも「サークルの新人の翻訳練習になるからいいですよ」と、快く引き受けてくれることです。ICCでは学生サークルとの連携も数多くありますが、ワセダの気質でしょうか、そのパワーにいつも感心しています。

 

 

本編の上映に関しては、英語字幕を付けていただいた監督の木村真生さん、音響チームSPC peak performance代表で東北ライブハウス大作戦事業部本部長の西片明人さん、ライブハウス・クラブカウンターアクション宮古の太田昭彦さん、ライブハウス石巻BLUE RESISTANCE代表の黒澤英明さん、TOSHI-LOWさん(from BRAHMAN)、クハラカズユキさん(from The Birthday)、うつみようこさん(うつみようこ&YOKOLOCO BAND,うつみようこGROUP, UFOS)、東北ライブハウス大作戦に関わるスタッフの皆様のご協力により、本当に素晴らしいイベントを開催することができました。宮古市の山本正德市長からも「みなさんのパワーは、繋がって、繋がって私たちのところにも届きます。宮古市は必ずや復興します!復興した宮古のまちを、ぜひ見に来てください」というメッセージを頂きました。人と人とが繋がって、今後も早稲田から日本の地域へ、そして世界へと広がっていってほしいと願っています。

 

 

 

 



 




N. N. (ICC Staff)