MAY
2
4

「働く杯(Work Cup)」舞台裏

Work Cup―初めてこの名前を聞いたとき、みなさんはどんなイベントを想像したでしょうか?
ICC初出勤日の9月1日、私はオフィスのテーブルに置いてあったWork Cupのチラシを見て、
「みんなでサッカーするんですか?」
・・・なんて、今思えばとんちんかんな質問をしたものです。

 

そんな新人の私も、SSL(学生スタッフリーダー)の一人として、Work Cupに
関わることになりました。まず担当したのは、Work Camp(合宿)での「リサーチ企画コンペ」。
これは、35名のグローバル・レポーターたちが、合宿後に長期リサーチをしていく上での
ベースを学び、仮のリサーチ・プランを立ててみるという練習の場でした。

 

SSLになって間もない、ICCについての知識すらおろそかな自分が、35名を目の前に何ができるのか・・?
とても不安でしたが、守末先生や他のSSLたちに支えられ、なんとか乗り切ることができました。
こうして私は、しだいにWork Cupとは?(実は全然サッカーのイベントじゃなかった!!)
ICCとは?SSLとは??ということを学んでいったのでありました。

 

MK(学生スタッフリーダー)

*********************

 

1泊2日のワークキャンプでは、「働く」やリサーチについて学びながら、
参加者同士の交流を深めてもらえるよう、様々なアクティビティを準備しました。

 

しかし、私たち学生スタッフは、「働く」ことやリサーチに関して、ほとんど経験も知識もありません。
ゼロからのスタートに、日々戸惑い、悩むことの連続でした。
真剣に考えて、話し合い、ようやくまとまりかけたアイディアも白紙になり…
時には夜の11時ごろまで、学生スタッフによる話し合いが続くこともありました。

 

実は合宿前日の夜や、当日のバスの中、参加者の皆さんがお風呂に入っている間、
そしてワークキャンプのアクティビティが始まる直前まで、
「もう時間がない~!」と焦りながら、準備やミーティングが行われていたのです・・・!

 

私がワークキャンプやワークカップを通じて特に感じたのは、仲間の大切さでした。
たった1時間のアクティビティでも、泊まりがけの合宿イベントでも、
決して一人では行うことはできません。
アイディアが行き詰ったとき、遅くまで一緒に考えてくれたり、
それぞれ自分の仕事で忙しい中、いやな顔ひとつせずに資料作りを手伝ってくれたり、
イベント直前で緊張しているとき、「絶対大丈夫!」と声をかけてくれたり。
仲間の存在にどれだけ助けられたかわかりません。

 

ワークカップ当日、岡田監督は講演の中で、”our team”という言葉を使われました。
“my team”でも、”your team”でもなく、”our team”。
私も、自分のためだけではなくて、チームのためにできることを考え、
行動することのできる人間になりたいと思いました。

 

ワークカップでは、参加してくれた皆さん一人ひとりが、
グループワークの難しさや面白さを感じてくれたのではないでしょうか。
私もこのワークカップというイベントに関われたことで、仲間の大切さを学ぶことができました。

 

RT(学生スタッフリーダー)

*********************

 

ワークキャンプも無事終え、いよいよ本格的なリサーチをチームごとに進める
長いようで短い二ヶ月間が始まりました。ビデオレポートを作るため、リサーチを
進めていく上でなくてはならないもの、それはチームワークはもちろんですが、
物理的なもので言えばビデオカメラやiMacですね。チームビルディングアクティビティ
という楽しむためのアクティビティの担当の次はビデオ機器管理担当というなんだか
とっつきにくいものでした。中でもメンバーが使っていたビデオカメラ、これも実は
一筋縄では行かなく、メンバーに不自由なく使ってもらえるよう裏でこそこそ
動いていたのでした。

 

ワークカップのチームは7チームあるのに、当初、ICCには貸し出せるビデオカメラは
1台しかありませんでした笑。あとは協賛を頂いたアップルジャパンのほか、
大学内で貸し出せるものがないか課長に頼んで頂き、無事、校友課、学生生活課、WAVOCから
借りることができ、必要な分のビデオカメラが確保できました。借用書や機器リストなど
を作って貸し出すわけですが、延長してほしいという連絡が遅かったり、時間通りに返却しに
きてくれない度に貸出箇所に慌てて連絡し確認とるなどとても焦ったのを覚えています。

 

ビデオによってムービー録画の媒体が違ったり、スムーズに延長ができなかったりと
少し不便さを感じさせてしまったのかなとも感じましたが、みんなが作ったムービーを見て
なんだかとても嬉しかったです。縁の下の力持ちということばが当てはまるような立場で
関わっただけだったのですが、サポートの難しさや大切さなど様々なことを学び
とても貴重な経験となりました。

 

KK(学生スタッフリーダー)

*********************

 

どれだけいい内容のイベントでも、広報せざれば人知れず。
僕はイベント告知用のポスター&チラシ、当日のパンフレット、
そしてイベント本番用の映像やスライド作成を主に担当しました。

 

何かひとつのことに専門的に関わる場合、その部分ではすべての責任が自分に来る。
当たり前のことですが、今回身に沁みました。

 

それほど慣れてないソフトを使って、多くの広報物を作るのは、
正直大変でした。予定よりも完成が遅れてしまい、広報を開始するのが
遅くなってしまったのは心残りですが、
完成したものをみて「いいね」といってもらえると、
ディスプレイ見続けの手ごわい眼精疲労も、吹っ飛びました。…本当に。

 

当日は、もう一人の学生スタッフ(照明)と共に、舞台袖でのPCオペレーション。
ひとつクリックを間違えると、何百人の前のスクリーンに別な画面が映し出されてしまう
緊張と戦いながらの操作は、手に汗握るものでした。
開始のブザーと共に、徹夜で作ったオープニングムービーが流れ始めます。

 

YS(学生スタッフリーダー)

*********************

 

「働く杯」本番が始まった。

 

司会を務めた僕が各チームを紹介し、ムービーが上映されていく。
だが、プログラム開始後も1チーム分だけ、ムービーのデータが取り込まれていなかった。

 

チームイラン。

 

リサーチ期間の短さ、字幕・音声による両言語対応、慣れないムービー編集作業。
これらの障害が立ちはだかり、編集作業は当日の本番直前まで進められた。

 

その結果、チームイランのデータが大隈講堂に届いたのはプログラムの中盤。
データをパソコンに取り込もうとすると、いま上映しているものを止めなければいけない。

 

チームイランの発表は一番最後に回された。

 

とはいえ、いずれにせよデータの取り込みが完了するまで「空白の時間」が生じる。
「司会がなんとかして間をつないで」
インカムから指令が出た。
「果たして自分に出来るだろうか」と動揺したが、「ここは腕の見せ場だ」と燃えた。
同時に、「ICCスタッフとしてチームイランのみんなを助けたい」とも思った。

 

舞台に出る。

 

「次はチームイランです。どうぞ!…と言いたいところですが……」
事情を説明し、プロジェクトを振り返り、チームイランの声を伝え、3分、5分と時間が経過した。
(もう話すことがない)
と思ったそのとき、袖からOKサインが出た。

 

その後、チームイランは無事プレゼンを終え、ムービーが上映された。

 

MN(学生スタッフリーダー)

*********************

 
司会者MNが名司会者っぷりを披露する裏で、フルタイムスタッフも同じように手に汗をかいていた。
インカムでスタッフ一同に冷静に指令を飛ばすディレクターYHや、
発表後、本部からの指令をうけて賞状を即作成、舞台袖へ届ける私、YT。

 

表彰式で手渡す賞状を審査結果を受けてからチーム名と氏名を入れて会場へ届けるには、
あまりにも時間がない。イランチーム発表終了後に大隈講堂から7号館1階のオフィスへ引き上げて
結果連絡を待つことに。

 

すると、暖房の効いたオフィスでゆっくり休むまもなく電話が…!
早速オフィスを守っていた優秀な学生スタッフリーダーと作業を開始。
パソコン上でメンバー全員の氏名を日英入力したあと、慎重に賞状用の用紙に印刷する。

 

チームメンバー5名×7チーム=35枚の賞状を、雨にぬれないようにビニール袋にくるみ、
本降りの雨のなかを大隈講堂へ逆戻りする間、わずかに20分。

 

舞台袖に賞状を届けた後ちらりと舞台へ目をやると、あの岡田監督が笑顔でなにやら面白いことを
言っているようで、会場から笑い声が聞こえてくるのでした。

 

YT (ICC Staff)