あっという間に、日本に留学して四年目になりました。“四年目になったら、
もうだいぶ日本文化にも親しくなってきたでしょう!”とはよく言われますが、
実はまだまだ分からないことは山ほどあります。異文化と触れ合う毎日は、
今の私にとっても続いています。
この前、学校の近くにある和敬塾に体育祭を見にいきました。寮の範囲に入ると、
すれ違う人々にかならず「こんじわーす」と声を掛けられました。誘ってくれた友達に
聞くと、和敬塾では「人と会うときには必ず挨拶する」のルールがあるそうです。
挨拶の言葉は「こんにちは」と「失礼します」。すれ違う時に、時間はあまり短くて、
「こんじわーす」になったそうです。私にはそれをとっても不思議に思えました。
和敬塾は寮生何百人も持つ学生寮で、寮生の毎日はどれくらい「こんじわーす」を
繰り返しているだろうか? 困惑している私を見て、友達は笑いました。
「最初はだれでも違和感を覚えると思うが、簡単そうに見える挨拶も、
深い意味が入っているさ。みんなと仲良くするために、知らない人でも
“こんにちは”から会話を始められる巧妙な手段なんだ。」
私はその「こんじわーす」を寮生と一般人の間に引く境目と考えました。
体育祭を見に来た来客としての私に、大勢の寮生たちは一人一人きちんと
挨拶をしてくれました。また一個の来客としての私は、何十回も大声で呼びかけ
されるうちに、自分の存在感を感じ始めました。その存在感はあたかも私を
歓迎しているようです。和敬塾に住んでいる彼らは朝でも夜でも一日中
「こんにちは」のみの挨拶。私はできるだろうか。私はともかく、寮生は
その境目をどう乗り越えたのか?
異国から来た私は、日本国内の和敬塾という寮を訪ねました。そして和敬塾という
小さな国から、日本の異国文化を体験しました。「こんにちは」はとっても簡単で、
当たり前だと思われる言葉かも知れませんが、人とすれ違う一瞬に大きな意味と
可能性を与えたと実感しました。日本ではこういった、‘繊細の文化’は、他にも沢山
あります。たとえば、世界のもっとも短い文学と言われている俳句も、私たち日々の
些細な気持ちをあらわしてくれる一つの手段です。
新しい一年には新たな表現手法でを試してみませんか? 初心者でも仕組みが
分かれば、簡単にできる俳句はあなたのベストチョイスかもしれません。
年明け13日の「俳句カフェ」はそんな気軽に俳句を楽しめる時間です。
まだ俳句初心者の自分ですが、せっかくのクリスマスなので、一句で文を閉めたいと
思います。
「都電の 窓の電飾 クリスマス」
と言うことで、皆さん Merry Christmas &A Happy New Year!
FJ (学生スタッフリーダー)
