皆さん、こんにちは!SSLのT.L.です。東京の夏は暑いですね。今年の夏休みはコロナウィルスで故郷の上海に帰れるかまだ分からない状況です。長い蒸し暑い梅雨が明けたら、夏の本番に入る上海の天気は東京ととても似ています。一年で一番熱い7月の最高気温が35度を越えることは、よくあることで、近年の気候変動の影響で40度越えの日も珍しくないです。こんな暑い夏ですが、自分にとって沢山思い出がある季節でもあります。ホームシックになっている私の思いも込めて、皆さんに自分にとって印象的な上海の夏の風物詩を紹介したいと思います。

■果物

夏の旬の果物といえば、6月末から8月まで順番に収穫期に迎える甘酸っぱいヤマモモ、さっぱりしたスイカ、甘さ抜群の桃や香りを楽しめるぶどうなど沢山あります。夏は一年の中でも、一番果物を楽しめる季節とも言えます。その中でも、地元産の8424スイカ(スイカの種類名)は私の大好物です。両親は共働きなので、私にとって夏の一番の思い出は冷房がついている自分の部屋に、冷やしていた半玉のスイカをスプーンで食べながらドラマを見ることです。たとえ室外がどれほど熱くても、涼しい部屋の中で甘くてみずみずしいスイカを食べられるのは本当に幸せです。スイカ以外に、薔薇やクリームなどの香りがする様々な種類のぶどうも夏の定番です。

■塩ソーダ

塩ソーダは多くの中国人が飲んだことがない、上海独特の飲み物です。冷やした塩ソーダは塩分補給の効用もあるので、夏にぴったりの飲み物です。世界初の塩ソーダは1956年上海で生まれました。味はもちろん、熱中症対策や塩分補給などに最適なので、上海で長年清涼飲料水部門のベストセラーです。近年、ネットショッピングの発展と共に、塩ソーダは全国に広がる傾向にあります。ソーダといえばコーラやファンタなど甘い飲み物の印象が強いです。しかし、塩ソーダは一見普通のレモンソーダと同じですが、食塩の成分を加えているので、塩辛さも感じられます。初めて飲んだ人をびっくりさせる味だと思います。

■スイートトマト

スイートトマトは夏定番の家庭料理で、子供の頃、おばあちゃんがよく私といとこに作ってくれていました。作り方もとても簡単です。まず、トマトを厚さ1㎝のスライスに切って、食品容器に置きます。そして砂糖またははちみつを好みの量を加えます。最後に、しっかりトマトと砂糖を混ぜたら、冷蔵庫で2時間以上冷やします。甘酸っぱいのスウィートトマトが完成です。真夏の日に外から帰ったら、すぐ食べられて、心を癒せる一品です。皆さんもぜひ作ってみてください。

■冷麺・冷ワンタン

麺とワンタンは上海で最も人気な食べ物です。しかし、真夏の日に熱々の麺類を食べたら、汗だくになってしまいます。なので、夏でも楽しめるように、この二つの食べ物は季節限定の冷やしたバージョンがあります。茹でたての麺やワンタンをお互いにくっつけないように、油をかけてから扇風機や冷蔵庫で冷やします。食べる時は、冷やした麺やワンタンにお酢、醬油そしてゴマダレをかけて召し上がってください。麺にはお肉や野菜の炒め物などお好みの具やおかずと一緒に食べることもよくあります。家でもできる簡単な料理なので、皆さんもぜひ試してみてください。

■蓮華

旬の花といえば、蓮華です。それは地域や時代を問わず、中国人にとって馴染み深い存在です。古代には蓮華を描く漢詩や漢文が沢山残されています。近代にも、教科書に収録されている朱自清の「荷塘月色」などの蓮華を描写した名文も沢山あります。人民公園は上海の蓮華の名所です。小学校の頃、よく写真好きの父に連れていってもらって、蓮華を見に行きました。一番印象的だったのは隣の都市である杭州西湖で見た蓮華でした。宋王朝の時代に楊万里が描いた通り「天に接する 蓮葉(れんえふ)は無窮(むきゅう)の碧みどりにして,日に映ずる荷花は別樣(べつやう)に紅(くれなゐ)なり。」でした。緑に囲まれ咲いているピンクの蓮華を見ていると、夏の暑さを段々感じなくなってくるほど、心が浄化されます。また、東京の上野公園の不忍池の蓮華もとても綺麗なので、おすすめです。

もちろん、自分にとってふるさとの夏の風物詩はまだ沢山あります。ここで紹介したのはほんの一部で、上海に行ったことがない人もいない方でも楽しめるものをいくつかピックアップしました。いつもと違う夏の食べ物や景色を見たい方は、ぜひ体験してみてくださいね。皆さんが夏を楽しく快適に過ごせますように。

T.L. (Student Staff Leader)