はじめに

皆さんこんにちは!
学生スタッフのH.Hです。
このブログを書いている現在、日本は緊急事態宣言による外出自粛などの措置が取られ始めてから数週間が経っています。皆さん、体調を崩していませんか。
先の見えないCOVID-19の感染拡大。
運動やコミュニケーションの機会が減ることで気分が上がらず、いつもの調子が出ないと感じる方も少なくないのではないでしょうか。
そんな状況と上手く付き合っていくには、家で楽しめる新しい趣味にチャレンジしてみるのがいいかもしれません。
そこで、僕のお気に入りの趣味を皆さんに紹介したいと思います。

それは…作曲です!

ギター一本、もしくはパソコンやスマホさえあれば出来るので、外出できない現状にぴったりです。
作曲といっても、本格的な機材で録音をしたり、公開したりしているわけではないので、あしからず(笑)。
それでは、曲作りの魅力について迫っていきましょう!

きっかけ

はじめに申し上げると、僕はバンドを組んでいたり機材をたくさん持っていたりするわけではありません。
高校生のときに文化祭でB’z(日本の人気ロックユニット)のコピーバンドをすることになり、ベースを猛練習したことはあったのですが、その後は兄のギターをこっそり弾いて遊ぶ程度で、本格的に楽器にのめりこんだわけではありませんでした。
しかし、少しずつコードを覚えて好きな歌手の曲を弾いていると、だんだん自分の頭のなかに新しいメロディーが浮かんでくるようになりました。
ある時、自分の頭にぷかぷか浮かんでいるメロディーに合わせてコードを弾いていくと、曲らしくなりました。
そのとき、
「おお!なんかミュージシャンになった気分や~!」
と楽しくなり、大学生になってからもたまにギターを取り出しては弾いています。(笑)

次に音楽を作る2つの醍醐味について書いていきます。

①思い出を真空パックする

大学一年生も終わりに近付いたある冬の朝、僕は母からの電話で目を覚ましました。
「おじいちゃんが倒れて、余命一か月の宣告を受けた。」
目の前が真っ白になり、状況を上手く受け入れられないまま飛行機に飛び乗り、故郷へ帰りました。
病室の扉を開けると、最後に会ったときの元気な姿とはまるで別人のように生気を失い、ベッドに横たわる祖父がいました。
急いで駆け寄って声をかけても返事はなく、それからの数日はただ意識が回復するのを祈ることしかできないまま、祖父の傍で過ごしました。
真夜中、薄灯りの病室に響く心電図の音。その傍で祖母からたくさんの思い出話を聞いたのを覚えています。
それから何日か経った日の夜明け前、祖父は亡くなりました。
涙が枯れるほど泣いたのは、この日が最後だったと思います。

葬儀を終えた後、東京の部屋に帰ってきて、ギターを手に取りました。
まだ元気だった祖父と最後に会った夏の日のこと、薄暗い病室の寂しい風景、心にぽっかりと穴の空いた感覚。
そのどれも忘れてしまいたくなくて、夢中で一つの曲を作りました。
それから祖父母の家に帰省するたびに、祖父の使っていた古いギターをこっそり取り出して、誰もいない二階のベランダでその曲を歌います。
すると、楽しかった頃の思い出も、病室の哀しい風景も、まるで真空パックしていたみたいに鮮明に思い出されるのです。

皆さんも、受験の辛い時期に聴いていた曲、部活の大会のときに聴いていた曲などを久しぶりに聴いてみると、そのときの情景がブワッと目の前に広がるような感覚になったことがあるのではないでしょうか。
そのような、写真や日記では削ぎ落されてしまう生々しい感情や情景を、曲を作ることでいつまでも残すことができるのです。
楽器一つあれば、何十年経ってもそのときの記憶を呼び起こすことができる。
これは音楽の素晴らしい側面だと思います。
それが曲作りをおすすめする一つ目の理由です。
例えば、いま曲を作れば、
「新型コロナウイルスが大流行したあの春は、こんなことを感じていたなあ。」
と長い月日が経ってからも振り返る、いい思い出になるのではないでしょうか。

②自分を知る

僕は曲を作ってみるとき、2つの方法をとります。
一つ目は、何も考えずに感じるままに作ってみる。
二つ目は、意識的に誰か「っぽく」作ってみる。
です。
すると、だんだん自分では意識していなかった自分らしさが浮かび上がってきます。

前者の場合、
自分では意識しないうちに、自分の好きなミュージシャンっぽいフレーズやメロディーが出てきてしまうことがあります。

「このBメロ、テンポ落とすとめっちゃ○○っぽいな」
「気付かなかったけど、△△っぽく歌ってみるとめっちゃそれっぽいやん」

というような風にです。
面白いのは、「○○っぽい」けれど特定の曲を模倣しているわけではなく、探してみてもコレといった元ネタが見つからないことがあることです。どの曲に似ているわけではないけれど、「なんとなくあのミュージシャンっぽい」という風に色が滲み出てくるのです。
色んな音楽を聴くなかでも、どれが特に身体に染みこんでいるのかが少しずつ分かってくるようで面白いです。

後者の場合、
「○○っぽい曲を作ろう!」と始めます。
そして、そのミュージシャンのコード進行などを参考にしながら作っていくと、「それっぽく」はなるのですが、どうしても拭いきれない「自分っぽさ」が出てきます。
僕の場合は、昭和の歌謡曲やフォークソングに漂う哀愁、寂しさがどうしても出てしまうので、底抜けに明るい曲が作れません(笑)。
ここには幼い頃からの自分の性格や趣味がよく表れていると感じます。
皆さんも自分の性格や趣味から出てくる「自分らしさ」が曲を作ることで滲み出てくるかもしれません。

こそのように、これまで聴く(インプットする)一方だった音楽を、作る(アウトプットする)ことで、自分の知らない自分が見えてくるんです。
それが曲作りをおすすめする二つ目の理由です。

最後に

長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました。
ギターやキーボードといった楽器を持っていなくても、例えばiPhoneさえあればGarage Bandというアプリ上で演奏ができますし、気軽に曲を作ってみてください。
外出自粛疲れの気分転換になると共に、後々まで残る思い出になったり、自分の知らない自分に気付くいいきっかけになるかもしれません。

それでは、また皆さんとラウンジでお会いできる日を心待ちにしています!
健康に気を付けてお過ごしください!

H.H.(Student Staff Leader学生スタッフ)