本日はお忙しい中、サポーター慰労会にご参加いただきありがとうございます。私はICCで学生スタッフをしている、文化構想学部4年の矢田部真帆と申します。今期は、Canadian Nightやぺらぺらクラブを担当しました。今日はICCを代表して、今期、様々な形でICCのサポーターとしてご尽力くださった皆様にごあいさつしたいと思います。

みなさんは、どのような理由・目的でICCのサポーターになってくださったのでしょうか。こちらからコンタクトをとった場合もあれば、自ら応募してくれた人もいるかと思います。私は、国際交流に興味があって、もっといろいろな人に関わりたいと思ってスタッフになりました。そのきっかけとなったのは、小学校5年生のときの出来事です。

私の通う、茨城県の小さな小学校にブラジルから転校してきた人がいました。私がもともと転勤族であったことから転校や引っ越しのさびしさはよくわかり、それが国を超えたらなおさらだろうと思って、常に隣をキープして、机の場所、お道具箱の使い方、給食の食べ方まで何でも教えていました。ちなみに、そのころ私は、海外の人はみんな英語を話すものだと思っていたので、単語レベルの英語で頑張っていました。彼には一ミリも伝わっていなかったと思います(笑)。ただ、「伝えたい気持ち」は伝わるもので、彼も警戒心がなくなり、私たちはとても親しくなりました。あるとき、廊下を歩いていると、彼がいきなりあいさつのハグをしてきました。当時小学校5年生というセンシティブなお年頃だった私は、本当にびっくりしてフリーズしてしまい、それからというもの、私は彼と関わることはなくなりました。その後、大きくなって知識が増えてくると、「もしかしてあれは文化の違いだったのでは?」と思うようになりました。そのとき、彼に申し訳なかったと思うと同時に、国や文化による違いに猛烈な興味をもち始めました。大学に入学してICCを見つけたとき、スタッフになったのはそういう理由からです。

ICCではこれまでの生活とは比べられないくらい、日本人を含めたくさんの学生に出会いました。そのたびに「この国の人はこう」という知識をアップデートしていくわけなのですが、それがだんだん当てはまらなくなっていきました。もやもやしていたあるとき、友達がふと、「恋愛とか旅行とか、食べ物の話をしたらどこの国の人もみんな同じだよね」とつぶやき、その一言に、私ははっとしました。それまで「違い」にばかり目がいっていた私にとって、人は「同じ」という発想は目から鱗でした。それからというもの、国籍や言語によって人をカテゴライズするのはやめました。みんな友達で、必要になったら配慮をすればいい。私は3年ほどICCに在籍し、こうして自分なりに納得した答えにたどり着くことができました。「異文化交流」には答えがありませんし、だからこそ面白い。私はICCを卒業しますが、これからも何等かの形で関わり続けたいと思っています。もし、皆さんもこのようにICCで何か得られたものがあればスタッフとしてそんなに嬉しいことはありませんし、「まだ足りない!」という人はぜひ、来学期もICCに参加してください(笑)。

勉強やサークル、就職活動などで忙しい中、ICCの活動に主体的に関わってくださり、本当にありがとうございました。

                          ICC学生スタッフ
矢田部真帆