東南アジアの一番高い山で素敵な出会いがありました。

 

去年の夏休み、私はマレーシアのボルネオ島に行きました。
ボルネオ島にはキナバル山という、富士山よりも数百メートル高い山があります。
溶岩でできた灰色の岩壁に、原生林が生い茂る場所です。
私は山頂で見える景色を知りたくて、友人と登りました。


 

山小屋で、ある老夫婦と部屋が一緒になりました。
彼らはアメリカ人で、リーとシェーンといいます。
リーは映画『ゴッドファーザー』に出てきそうな厳格さを持ったおじいちゃんでした。
ガタイがよく、服を脱いた時にその筋肉に驚きました。
私たちの三分の二のスピードで山に登ったそうです。
一方、シェーンは小柄で、笑顔が素敵なおばあちゃんでした。
目からは知性と優しさがあふれています。

 

「どこに住んでいるんですか?」と聞くと、
「バングラディッシュに住んでいる」とふたりは言いました。
現地の教育支援に携わっていて、なんと20年にもなります。

 

話はリーの父までさかのぼります。
リーのお父さんは神父でした。彼はバングラディッシュに住み、聖書を現地の言葉に翻訳していました。
20年前体調が悪くなり、息子リーはバングラディッシュに行くことに決めました。
大学の生物学の先生の仕事を辞めることになります。シェーンはリーに付いて行きました。
「家族に会えるのは年に一度」と不便が多いとシェーンは言うけれど、ふたりは仲むつまじそうでした。

 

彼らはいまバングラディッシュの各地域で、教育の質の向上に力を注いでいます。
バングラディッシュでは公用語のベンガル語以外にも多くの言語が存在しています。
「地域の人と交流するために、いくつかの現地の言葉を覚えた」と言いました。
教育支援にかける情熱に脱帽しました。

 

旅には様々な出会いがあり、はっとするような素敵な人々に出会うことがあります。

 

もうすぐ春休み、皆さん予定は決まっていますか?
ICCではこの春フィールド・トリップをふたつ企画しています。
長い春休み、何をしようかな?と考えている方、ぜひチェックしてみてください。

 

ICCノーボーダー・スキー&スノーボード・キャンプ ~スノースポーツと国際交流を楽しもう!~(2/16~18)
ICCフィールド・トリップ:世界遺産白川郷&トヨタ自動車~雪景色の伝統集落と日本のハイテク現場を堪能しよう~(2/27~29)

 

きっとたくさんの良き出会いがあると思います。

 

YL(学生スタッフリーダー)