月別: 5月 2011 (1ページ / 2ページ)

なぜ今韓国?

CCDLの授業で、高麗大学の学生と話していたときのこと。

 

わたし「今、韓国の音楽が日本の若者の間ですごく人気があるんですよ」
Dさん「本当に?例えば?」
わたし「ソニョシデ(少女時代)!」
Dさん「じゃあ、メンバーの名前を全部言える?」
わたし「もちろん!ユナ、ティファニー、テヨン…(以下略w)
    あの”gee”もとっても有名です」
Dさん「えぇ!日本でそんなに有名だなんて、驚いたよ!」

 

・・・という、すっごくどうでもいい会話でしたが、
韓国人もびっくりなほど、K-POP(韓国のポップミュージック)が
日本で大きな人気を集めていることはみなさんご存じのことと思います。

 

テレビからは毎日のようにK-POPソングが聴こえてきて、
バラエティ番組にK-POPアイドルたちが日本語で出演することもしばしば。
恵比寿には「会いに行けるK-POPアイドル」専用のシアターが完成し、
東京で一番大きいコリアンタウン、新大久保は連日日本人で溢れかえっていますね。

 

一昔前の「冬ソナ」韓流ブームで盛り上がった時とは
また一味違ったブームを巻き起こしている、韓国のエンターテイメント。

 

なぜ今、音楽をはじめとする韓国の大衆文化が、
私たち日本人の日常生活にこんなにも浸透してきているのでしょう?
これは誰かが意図して進めた戦略なのでしょうか?

 

朝鮮語を勉強し始めたことがきかっけで少女時代が大好きになった私は、
ふとそんな疑問をもってこのイベントを企画しました。

 

6月7日16:30~18:00
ICCアカデミック・フォーラム「韓国の音楽ビジネス戦略」

 

今回この講演を行っていただく、古家正亨さんは
日本におけるK-POPの第一人者と呼ばれているほど、
韓国のエンターテイメントに精通していらっしゃるとても有名な方です。

 

Q&Aセッションも予定しているので、あなたの素朴な疑問について
直接聞いてみるチャンスもあります。

 

・東方神起、大国男児、男女共学…どうして4字熟語のグループ名が多いの?!
・次に注目しておくべきK-POPアーティストは誰?
・日本やアジアへ進出しているこのエンターテイメントを
 韓国政府はどのようにとらえているのか?

 

ちょっとでも気になったそこのあなた、この機会を見逃すわけにはいきませんよ☆

 

K-POPにあまり興味がない人でも、「音楽」「ビジネス戦略」などのキーワードに、
ん?と引っかかる方は、きっと興味深いお話が聞けると思います。

 

ちなみに韓国語での質問も可能なので、韓国人学生のみなさんも、
自国の文化を外から見た視点のお話を聞いてみませんか?

 

会場はいつもの大隈ガーデンハウスではなく、14号館の402教室なので、お間違いなく!
みなさんのご参加、お待ちしています!

 

KK(学生スタッフリーダー)

私の3.11

あの日、みなさんはどこにいましたか?
どこで、何をしていて、どんなことを考えていましたか?

 

あの日、私はICCオフィスで働いていました。
春休みまっただ中でしたよね。
新学期に来日するインターナショナル・スチューデントを歓迎するためのイベント
「ジャパニーズ・カルチャー・ウィーク」と「ウェルカム・フェスタ」の準備に
集まってくれたサポーターさんたちとの最初の顔合わせが、15時から予定されていたんです。

 

「そろそろミーティング場所に移動しなくちゃね。」
学生スタッフ(SSL)同士でそんなことを話していた14時46分。
グラグラっと揺れて、一瞬、なにが起きたのかわかりませんでした。

 

「地震?!」
隣にいたSSLと顔を見合わせ、慌ててオフィスの外へ。
窓ガラスがカタカタと音を立てる7号館。
早稲田のなかでも相当古い建物だから、このまま崩れてしまうのではないかと心配しました。
左右に揺れる大隈銅像。
大隈さんが倒れたら大変だ、早稲田史に刻まれてしまうと不安になりました。
あちこちの建物から、次から次へと人が飛び出してきます。
「春休みなのに、意外とたくさんの人がいたんだな。」
心臓がバクバクしていたのに、こんなことを考えるどこか冷静な自分もいました。

 

その後も何度か余震があり、私たちは一刻も早くキャンパスを出なくてはいけなくなりました。
携帯は通じず、電車もすべてとまっているとのこと。
仕方なく、SSLとサポーターさん20人ほどで喫茶店へ。
そこは帰宅手段をなくした人で溢れかえっていて、首都圏の被災状況を伝えるニュースが
ラジオから流れていました。
一部運転を再開した電車もありましたが、自宅までの道のりは遠く帰れそうにありません。
結局10人くらいが「帰宅難民」になりました。
大隈講堂が解放されているという情報をキャッチして、みんなで移動。
なかに入った瞬間、目に飛び込んできたのは大きな大きなスクリーンに映し出されたNHKニュース。
東北の町を襲う津波の映像に、思わず息を飲みました。
まさか、これほど大きな被害をもたらした地震だとは思わなかったのです。
ずっと情報が入ってきませんでしたから・・・。

 

その夜は、大隈講堂で眠れない一夜を過ごしました。
やっとうとうとしかけても、すぐに「地震速報」のサイレンで起こされてしまうんです。
靴ずれして痛くなったハイヒールを慌てて履き直して、荷物を持って外に飛出す・・・。
その繰り返しで朝を迎えました。

 

次の日、少し落ち着いてメールやFacebookを開いてみると、世界中の友人から
“Are you safe?” “We pray for Japan.”のメッセージ。
みなさんも体験したのでは?
なかには「いざとなったら、うちに逃げておいで」とか「すぐに準備して、家族といっしょに
避難してきなさい」といってくれる人もいて、本当に本当に心強かった。ありがたかったです。

 

今回身を持って感じたのが、当たり前だけど「いつ」「どこで」震災にあうかなんて
分からないんだ、ということ。
起きてしまってからではもう遅い。普段からの注意と準備、本当に大切ですね。

 

ICCでは、防災館へのフィールド・トリップを月に一度実施中。
6月13日(月)の申し込みなら、まだ間に合います。

 

それから、6月21日(火)にはICCアカデミック・フォーラム
「危機管理入門~災害対策のために、私たちにできること~」
を開催します。
明治大学危機管理研究センターの研究員の佐々木一如先生によるレクチャーですよ。
今回は特に日本語の不得手でよけいに不安が増幅してしまうインターナショナル・
スチューデントを意識しての英語でのレクチャーですが、わかりやすく
話してもらうので、英語の勉強にもなります。

 

ICCを活用して、ぜひあなたも「危機管理上級者」を目指してみてください。

 

MK(学生スタッフリーダー)

ICCは間違うところだ?

小学生のころ、「教室は間違えるところだ、失敗を恐れるな」と教えられてきました。
でも、いつの間にか、失敗を恐れるようになったように感じます。
でも「失敗は成功のもと」、今日は失敗してやらなかったと思うことが、
後に役に立ったということも数えきれないほどあります。

 

私はたくさん失敗して、回り道してきましたが、やらないで後悔するよりも、
やって後悔する方がよいと最近では思うようになりました。

 

学生のうちに何でもいいです。
とにかく、いろいろなことにどんどんチャレンジしてみてください。
そして、体験する中で、何かを感じ、考え、学びとってみてください。
何かすごく大きいことにチャレンジするよりも、この過程や得たことが
自分にとってプラスになることだと、私は感じています。

 

ICCのイベントで参加者と話をすると、新入生や就職活動中の学生と話をする機会が多々あります。
私自身も、昨年就活していた時の姿を思い出しながら、
参加者が、Speaking初心者ながら、一生懸命身ぶり手ぶりを組み合わせつつ、
英語を話そうとしている熱意に、いつも勇気づけられています。

 

・・・と、いうのは、イングリッシュ・アワーのワンシーン。
このイングリッシュ・アワーには、いろんなレベルの人が混在しているので、
初心者の人と上級者の人では、感じ方が異なるかもしれません。
でも、ICCでは文法がおかしかったり、 「間違ってもいいんです」!
できないとあきらめてしまうことよりも、間違っても、その挑戦が大切だと思っています。

 

ICCのイベントに参加したり、このブログを読んでいるあなたは、
すでに一歩、足を踏み出していると思います。
とにかく色々な人との関わりを大切にしてください。その中で、自分にとって、
これらのヒントを得られるはずです。ICCでは、様々なイベントでその機会を提供しています。

 

私も、フレッシュマンとしての一歩を歩み始めたところです。
研修しながら、日々いろいろなことを学んで進歩しているところです。
一緒に頑張っていきましょう!

 

RS(Trainee Staff)

続・南アフリカのすすめ

半月ほど前に南アフリカの記事を書いた僕です。
そして今日も南アフリカについて書いてみます。

 

前回はすこし真面目なことを書いたので、
今回はすこし楽しげなことを書きます。

 

これを読めば、南アフリカに行きたくなること請け合い!
次の春休みはみんなでケープタウン!

 

いきなり余談ですが、そのケープタウン、
なんと2011年の行きたい観光都市NO.1に選ばれていました!
(口コミ中心の観光サイト、トリップアドバイザーより)
おおお!なんか時代を先取りしてしまった!!

 

それでは春休みにケープタウン2か月滞在してきた僕が、
贔屓目なしにケープタウンの「なう」をお伝えします。
ケープタウンを一言でいうとズバリ「誰でも楽しめる街!」
このキャッチコピーを、ケーススタディ式に実証していきたいと思います!!

 

☆ロマンティックなバカンスを楽しみたい、普通系の人
ケープタウン駅から電車で30分。キャンプスベイに行けば、
静かで美しいビーチと、ロマンティックな海沿いのバーがあなたを待っています。
夜遅くまで空いているバーもたくさん。美しいひとときをどうぞ。
ちなみに僕は帰国直前にここのバーで飲んでいたら、
現地のコマーシャルに出演しないかという驚きのオファーを受けましたw
しかし滞在期間の関係で、泣く泣くお断りを・・・ちょっぴり後悔してます。

 

☆歴史的ないろいろを楽しみたい、真面目系な人
ネルソン・マンデラをご存じですか?アパルトヘイトと戦った元大統領です。
彼が収容されていたというロビン島を訪れるツアーがあります!
実際に彼が収容されていたという牢獄も見れます。
…しかし、きれいに掃除されてしまっているので、普通の牢獄でした。。

 

☆酔っ払いたいし運動もしたい、体育会系の人
そんな人には、マウンテンバイクでいくワインツアーがおすすめ!
タクシーで巡るツアーとマウンテンバイクで巡るツアーがあったけど、
もちろん僕はマウンテンバイクをチョイスしました!!
ワイン産地を巡っていくのですが、各所で試飲をできるので、
もちろんだんだん酩酊していきますw
ルートも結構過酷で、自転車で川を渡ったりしました。
最後のほうはみんなふらふら運転していました。
このツアー問題ありじゃないか?と思ったけどツッコミませんでした。

 

☆とにかく肉とビールを楽しみたい、肥満予備軍系の人
まず第一に、僕と気が合いそうなので、ぜひ友達になりましょう。
そんなワイルドなみんなに、南アフリカはぴったりです!!
肉は、おおきくて!うまくて!安いです!!
ビールも、おおきくて!うまくて!安いです!!!
特にビールは破格です。パイントで150円ぐらい。それはそれは天国でした。

 

☆野生に帰りたいと切に願う、現代疲れ系の人
もうサファリツアーに参加するしかないでしょう。
運がよければ、ビッグファイブすべてに出会えます。
※ビッグファイブとは
南アフリカで人気の野生動物たちで、通貨に描かれています。
ライオン、ゾウ、バッファロー、サイ、ヒョウです。

 

☆「もう死んでしまいたい…」深刻な現代疲れ系の人。
死を疑似体験して考えを改めちゃいましょう。
2パターンの疑似体験ができます。

 

ケープタウンから車を3時間ほど走らせると、有名なリゾート地、
ガーデンルートにたどり着きます。
そこに、泣く子も黙る、迫力抜群のバンジージャンプスポットがあります!!
その高さなんと216メートル!!僕でいうと、120人分です。
僕も飛びましたが、もうなんというか…
二度としません、ごめんなさい。って感じでした。

 

そしてもうひとつは、シャークゲージダイビング!!
聞いただけで「ご乱心か?」と耳を疑う内容ですが、そうです、そのままです。
近海のサメ出没地域までおもむき、ゲージ内に飛び込みます。
すると…
目の前にサメが!!本当にサメが!!!
それも、インストラクターの人が餌を放り込んでサメを呼ぶのですが、
なんとその餌を釣竿でコントロールし、ゲージに引き寄せます。
あとはもうご想像のとおり。
迫りくる餌の後からは、奴が本気で突進してきます!!
これはもう…本当にご乱心かとw

 

いかがでしたでしょうか??
紹介できていないおすすめスポットは他にもたくさんあります!
南アフリカ、行ったことない人はぜひ!

 

NO(学生スタッフリーダー)

Spring of the Arts?

What with the recently beautiful weather, I have been taking strolls to various art museums throughout Tokyo.
This all began when I bought a coupon book. Packed with tickets and coupons for 71 art exhibitions, museums, and zoos, those with it are able to use the tickets or coupons to visit any or all of the mentioned facilities.With that in hand, I made a decision to try and visit all of the art museums in the book.

 

 

I have traveled to many different countries in the past,
and have always made it a ritual to visit their famous art museums.
However, it was not often that I went to ones in Tokyo, where I live.
But as they say, the darkest place is under the candlestick.
As I began to visit art museums in Tokyo, I soon discovered that
there were hidden treasures everywhere I went. Now, every time I find one,
I sit back, ponder, and revel in its beauty.

 

Of the art museums that I’ve visited, the Tokyo National Museum
is one of the more famous Tokyo museums that I had not visited.
Yet I soon learned that it holds a myriad of artwork regarded
as cultural assets on display, and is constantly organizing intriguing events.
The Honkan (Japanese Gallery), as well as the Hyokeikan are also designated
as important cultural properties, and the garden has a five-story pagoda
and a tea ceremony room. There is also a gallery of Horyuji treasures,
which makes the Tokyo National Museum the perfect place to get a taste of
Japanese culture and art.

 

At the moment, they are holding a special exhibition of Sharaku’s works.
Most of you have probably seen some of his Ukiyoe masterpieces,
yet most of them are not in Japan. For this exhibition,
the Tokyo National Museum has collected most of Sharaku’s works
from numerous countries including the United Kingdom, the United States,
France, and the Netherlands, and has also stated this to be the first
and last collective exhibition of Sharaku.
And while the public acclaim of the exhibition is at its peak,
the Tokyo National Museum has agreed to specially invite international students
from Waseda University to this exhibition. Although the time will be
before the opening hours of the museum and rather early,
it would be a splendid opportunity to fully admire Sharaku’s pieces.
What better way to spend the morning than to wake up a little earlier than
usual and spend a few hours taking in the world of Sharaku and Japanese art?

 

NS (ICC Staff)

わたしの台湾人生

「・・・あぁ、台湾帰りたいなぁ」

 

時折、ついそんな言葉を漏らしてしまう自分。
そう、「行きたい」ではなく「帰りたい」。
青森に宮城というダブル東北出身の日本人の両親を持ち、
当然ながら国籍はれっきとした日本で、日本人である私。
そんな私が台湾に帰りたいと思ってしまう理由。

 

父親の仕事の関係で、まさかの生後2か月で台湾へ。
海外駐在であれば、通常長くても5,6年で帰国のところ、これもまたまさかの18年。
もし私が日本の大学進学を考えていなければ、
この18年がさらに長くなっていたであろう。

 

自分で言うのもなんだが、親は多少風変りかもしれない、
いつ日本に帰されるかわからない中、思い切って現地校に通わされた。
幼稚園年中さんから高校卒業するまで現地校通い、
幸か不幸か周りに日本人はほとんどおらず、ほぼ接触はなかった。
おかげで今では中国語にまったく不自由はないし、
名乗らなければ、完全に台湾人だと思われていた。
むしろ、名乗った後でも疑われたりすることもあった(笑)。

 

これまでの人生のほぼ9割を過ごしてきた台湾。
日本人でありながら、台湾で育ち、台湾人としての教育を受けてきた。
私にとっては第二の故郷であり、下手すると祖国の日本以上に、
思いを寄せているところがあるかもしれない。

 

『あぁ、なぜ自分は日本人で台湾人ではないんだ』
そう思ったことは一度や二度だけではない。
しかし、そこで私が法的に台湾人になったところで、
この問題が解決するものでもなかった。
そして、台湾で生活して、進学していく中で、
お互いの歴史もまた、心の隅で引っかかるものであった。

 

そんなある日、「台湾人生」という、酒井充子監督によるドキュメンタリー映画をみた。

 

それは、台湾の「日本語世代」に焦点をあてたものだった。

 

みなさんはかつて台湾が日本の一部として統治されていたことをご存じだろうか。
台湾人として生まれ、日本人となるべく教育を受けさせられた人々がいた。
彼らが日本統治時代をどう思い、そしてその後の台湾の歴史をどう見て、彼らの人生を歩み続けてきたのか。
この映画では5人の日本語世代の方々にインタビューし、
彼らに彼らの思いを彼ら自身の言葉で語ってもらっていた。
そして、そこには感謝、憎しみ、愛しさ、悲しみ…
決して一言では言い表せない思いがそこにあった。

 

その中でとても胸に突き刺さる一言があった。
「私は今の日本人より日本人だよ」
そう胸を張って言い切った、かつて日本人だった台湾人。

 

衝撃だった。
果たして、私自身そこまで自信をもって、胸を張って、「日本人だ」と
言い切ることができるのだろうか?
すべての台湾の日本語世代の人が彼女と同じではないだろうが、そう言い切る人がいることも事実。

 

日本と台湾は歴史的に切っても切れない関係にある。
そして、日本に対して一言ではとても言い表せない思いを彼らは持っている。

 

ICC映画鑑賞会 ドキュメンタリー映画 「台湾人生」& 酒井監督トークセッション
6月2日(木) 18時20分開演
酒井監督をお招きし、見所の解説や質疑応答のトーク・セッションもあります。

 

台湾の日本統治時代から今にかけて―。ぜひその赤裸々な思いに耳を傾けてみませんか。

 

TM (学生スタッフリーダー)
台湾在住経験18年日本人

「いただきます」の意味を感じた日

「いただきます」

 

「それではみなさん、ごいっしょに・・」
「いただきます!」

 

我が家定番のあいさつです。
子どもっぽいって?
そうですね。
私が通っていた幼稚園をマネしてやり始め、かれこれ20年近く。
今ではすっかり定着してしまいました。

 

どうしてこんな話をしたかって?
それはですね、今回、私がこの「いただきます」の意味を実感したときの
エピソードについて書こうと思ったからなんです。

 

みなさん、イスラム教には「イード」っていう犠牲祭があることをご存知ですか?
犠牲祭なんていうと、少し聞こえが悪いかもしれませんね。
私は子どもの頃にイスラム教国で暮らしていたことがありまして、毎年イードの時期に
なると家のまわりに牛がつながれているのを見ては「かわいそう」と思っていました。
お金持ちは牛や山羊を買い、自宅にイスラムの聖職者をお呼びして殺めてもらうのです。
まちがってもその現場に遭遇しないようにと、当日は家から出ないようにしていました。

 

それなのに・・。
もうすぐ日本に帰りますよというときになって、両親が
「今年のイードはみんなで見に行くよ」
と言い出しました。
もちろんイヤだイヤだと主張しましたが、無駄な抵抗でした。

 

その日は、朝からどんより暗い気分でした。
家族みんなで民族衣装を着て、近所に住む友人宅を訪ねました。
薄暗いガレージには、すでにたくさんの人が集まっていました。
よく見ると、奥の方では大きな黒い牛が倒され、5~6人の男性にやっとのことで
押さえつけられています。
ウ―ウ―とうめきながら必死に抵抗するものの、身動きが取れません。

 

私はビデオカメラを取り出して、録画ボタンを押しました。
帰国が近づいていたあの頃、日常生活を記録しようといつも持ち歩いていたんです。
この話をすると「そんなときまで撮影なんて、ずいぶん度胸があったね」と言われます。
だけど、多分それは違います。ただ、直視できなかったんです。
自分の目に焼き付けてしまうには、あまりにも衝撃的な光景で・・。
いつもの倍以上のスピードでバクバクする心臓の感覚が、強烈に印象に残っています。

 

つい数十分前まで「牛」だったものが目の前で「肉」になり、最後は「カレー」になりました。
それを、みんなでいただきました。とても不思議な気分でした。

 

あれから約10年が経ちました。
今でも「いただきます」というときに、あの日をふと思い出すことがあります。
「グロい」って?
いえいえ、そんな悲しいこといわないでください。
私は、目の前にある食べ物とつくってくれた人に対する感謝の気持ちでいっぱいになりますよ。

 

食べ物にあふれる「飽食時代」の日本。
たくさんの食料が廃棄されるその一方、お腹をすかせている人もたくさんたくさんいます。
なにか、大きな矛盾を感じませんか? 「もったいない」とは思いませんか?
貧困問題というのは、どうやら発展途上国だけの問題ではないようです。
「食」にフォーカスして、日本の貧困についていっしょに考えてみませんか?
自らも隅田川のほとりで15か月間ブルーシートでの生活をした、
セカンドハーベスト・ジャパン(NPO)のアメリカ人理事長、チャールズ・マクジルトンさんにお話しいただきます。
簡単な英語でのレクチャーと日英でのQAセッションになるので、ちょっと英語に自信が
ない人でもだいじょうぶ!
5月30日(月)16:30~18:00 ICCアカデミック・フォーラム
「知られざる日本の食糧裏事情~飽食時代の矛盾と食糧支援活動~」
、お待ちしています。

 

MK(学生スタッフリーダー)

偶然の再会

私はまだトルコへ行ったことがないけれど、
生涯一度は訪れてみたい国のひとつです。
行ったことはないけれど、部屋にはトルコの土産があります。

 

実は父が過去に3度もトルコを訪れ、そして、一度はリュックを背負い、
トルコを西から東へひと月かけて縦断した人なんです。

 

 

たった? 3度の訪問ですが、滞在時間はその割に長いもので、
中でも印象深いエピソードを父に代わって紹介します。

 

人と人の縁はどこでどうなっているのかわからない、
そんな話です。

 

——-

 

1度は母とツアーで旅行したトルコ。
その時のガイドさんがめちゃめちゃいい人(男)だったらしく、
しかも結婚を控えていたということで、やたらチップをはずんだ父。

 

数年後、旅仲間数名(全員初老)とトルコ縦断の旅に挑みました。
しかし、旅程がまずかったのか、トルコ人もほとんどいない僻地に
取り残されて、文字通り路頭に迷ったそうで、、、。

 

間もなく日没。
寒い。
誰もいない。
バスもタクシーも車も走っていない。
当たり前だが携帯もない。、、、どうする、初老トラベラーズ!!

 

そこへ一人のトルコ人が。はて、どこかで見たような…?(by 父)

 

そう、あのガイドさんだったのですねぇ。
偶然車で通りがかったんですって。

 

そして嬉しいことに父を覚えていてくれました。
それでもって、自分の携帯でタクシーを呼んでくれ、
初老トラベラーズ、無事に僻地を脱出できました! 
ありがとう、シナンさん!(by 娘)

 

エルトゥールル号の遭難事件じゃないけれど、とっても嬉しい再会つきの
ハプニングを経て、父はますますトルコ(人)が好きになったそうです。
自宅のリビングには、シナンさんと嬉しそうに肩を組む写真が飾ってあります。

 

5月28日(土)のトルコ・デー。
みんなにトルコを好きになってもらいたい、
そんな気持ちがつまったサポーター持ち込み企画です。
ぜひ、遊びにきてください。

 

YT (ICC staff)

7点のテスト答案

みなさんお久しぶりです。
新しい学生スタッフリーダーの募集も始まり、
わたしは新人キャラ死守に燃えています。フレッシュでいたいのです。

 

ゴールデンウィーク、日本人で良かったと心底思う一週間ですね。
こんないい気候のときは遊ぶに限ります。
抹茶アイスを片手に五月晴れの清水坂をぷらぷら下りながら、
あーーしあわせーーーーー♪といい気分。

 

 

でも今年のゴールデンウィーク、小さな違和感がどこかに刺さった気分でした。
その前の週、わたしはWAVOCのボランティア派遣を利用して宮城県石巻にボランティアに行きました。

 

そこで実際に見た光景と、このうららかなお散歩ムード。
どうしても自分の中でうまくかみ合わない。

 

4月28日

 

たった1日のボランティアで運動もニガテだし、労働力としては幾何もないけれど
バスの中から見た陥没した道路、ひっくり返った家、道端の船、
いろんなものを見ました。

 

午前中は神社での細かいゴミの撤去。
やはり生臭い匂いにマスクは必需品です。
既に先に入ったボランティアがおおきながれきは取り除いてくれていました。
小さな釘やらガラスやらを取り払っていると
ぺろんとした白い紙を見つけました。何か字がかいてあります。
開いたら、中学生の7点のテスト答案でした。
あー親にはみせてないんだろうなー笑
思わず頬が緩みます。

 

そこで私は唐突に、フライパンで頭を殴られたみたいに
当たり前のことを実感を伴って理解しました。
ここにあるのは、
わたしが拾ってごみ袋に詰めているものは、
やたらと見つかるひな人形は、
向こうで男の子たちが運んでいるがれきは、
子どもの気まずい気持ちであり
子を愛おしむ親の情であり
帰るべき場所であり
それは少なくとも、わたしがぽいぽい無尽蔵に
土嚢に放り込んで良いものではないのです。

 

もちろんそんな丁寧に作業をしていたら
いつまでたっても作業は進まないのですから
或る程度仕方がないのだけど。

 

でも、刺激の強い光景に目がくらんで
そこに当たり前にあったはずの日常を忘れてしまいそうな自分に
背すじが冷たくなりました。

 

さて、それだけ色々感じることがあったのに
帰ってきたわたしは京都で舞妓さんにデレデレしているわけです。
消費活動も立派なボランティアの一つだと分かっていますが
やっぱりもやもやした気分です。これでいいのか、自分。

 

こんな思いの方、他にもいませんか?
そんな震災に想いのあるみなさん、ICCとWAVOC共催の震災イベントやります。
ぜひ来てみてくださいね!

 

あの神社の境内で乾かしておいた7点のテストが
いつか中学生の親元にわたり
彼がげんこで思いっきり殴られる日がどうか来てほしいと
強く強く願っています。

 

HS(学生スタッフリーダー)

日本の若者は元気だった。

こんにちは。
私は今年の新入職員で、研修で4日間ICCにお邪魔していました。
ウェルカムカフェで参加者が、大学4年間はあっという間だよ、と言っていましたが、
じゃあ4日間はどうなってしまうの!というくらいに早く過ぎてしまいました。

 

さて、自分が早稲田大学で仕事をしたいと思ったのは、
アメリカに住んでいた時によくニュースで見かけた、

 

「日本の若者は元気がない」

 

というテーマを見て、これでは「元気」がある他の国々には勝てない、
自分が日本の若者を元気にするために少しでも力になりたいと思ったから。

 

でも、ICCで働くSSLのみなさんを見て、その心配は無用だった気づきました。
これならアメリカに戻っても良いかな、と思ったくらい(笑)。

 

イベントにもいくつか参加しましたが、学生が始めは皆固かったのが、
終わりには打ち解けてメールアドレスを交換している姿を見て、
これがICCの存在意義だと感じました。

 

大学生活でまず何が大変ってやはり友だちを作ることですよね。
しかも異国の学生たちとなるとなおさら。
そこにICCがあるということは、とても大きなことですよ!
改めて学生のみなさんにはそこを感謝しつつどんどん利用してもらえればと思います。
本当にいろいろな企画がここにはあります。
そして、SSLのみなさんから元気をもらってみなさんも元気になってください。
(自分の学生時代にこのようなものはなかった・・今の学生はうらやましい!)

 

最後に、学生のみなさんにメッセージを。

 

とにかく、海外に行ってください。
旅行、留学、仕事、放浪、何でもいいですが、なるべく長期がいいです。
出来れば現地で生活をして下さい。
そして苦労し、悩んでください(自分もかなりたくさん悩みました)。
その先に何か違うものが必ず見えてきます。
そしてそれはあなたの人生にきっと素晴らしい影響を与えるでしょう。

 

ICCはそのきっかけになるかもしれませんよ。

 

YM(Trainee Staff)

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